アメリカンな映画
何の映画だったか、タイトルは忘れてしまったけど、元警察官ことトムと、有能なトムに昇進を脅かされていた為、滅茶苦茶な理由をつけてトムをクビにした上司ダニエルが、たまたま別の理由から同じ悪者を捕まえる話。
トムは自分の娘を誘拐され、ダニエルは麻薬組織の一味を捕まえて昇進を目指していた。
同じ組織を追っているのだから、二人は必然的に出会ってしまうのだが、如何せんトムは有り得ない理由で自分をクビにしたダニエルを恨んでいて、ダニエルもまた、クビにしたはずのトムが犯人一味を追っている事に憤慨し、「クビにしたはずのお前が何でやつらをおっている!?直ぐに手を引かないとしょっぴくぞ!!俺の邪魔をするな(怒)」とえらい剣幕。
でもトムは娘奪還の為、そんなダニエルの話に耳を貸すはずもない。
アメリカン…
カーチェイスあり、ヘリコプターからの犯人グループ追跡あり、そんなに有名な俳優が出てる訳でもないのにド派手である。ハリウッド映画はカーチェイスやヘリコプターは必ず使わないとダメなのか?
あ、まあそんな事はどうでも良いんだけど、共通の犯人グループをとうとう追い詰め、犯人グループとの銃撃戦が始まった!
笑!!!
いや、笑うところではないんだけど、お決まり過ぎてて‥。
いよいよ、最後のボスキャラを倒して犯人グループとの銃撃戦に決着が着いた後、ダニエルが怒り心頭でトムを捕まえてやらんとばかりに、ズカズカ歩いていくのだが、そのダニエルに銃を向けるトム。
積年の恨みを晴らすのか?
ダニエルの顔が一瞬凍る…。
が、実は死んでなかった犯人の一人が後ろからダニエルを撃とうとしていた!
それに気付いたトムが、ダニエルを狙っていた犯人を撃つという、これまた何度となく見たことあるシーン(笑)
殺したい位恨まれても仕方ないダニエルを、何とトムは守ったのである。
あるあるー(笑)
ダニエル「アンビリバボー…。俺を守ってくれたのか…?殺したい位恨んでたろ??」
トム「辞めても俺は警察だ。」
ダニエル「…よく犯人を探しだしたな、お前はやっぱり警官だな。」
トム「え?それはどういう事だい?」
ダニエル「明日署に来い、また俺の下で働いてくれるか?」
トム「良いのかい?ありがとう!ありがとう、ダニエル!!」
ダニエル「いいや、俺の事はダニーって呼んでくれ!!」
そして二人は「酒でもどうだい、ダニー…」と談笑して肩組みながら帰るのであった…。
もう爆笑。
アカン、これは堪えられん!!!
命を守ってくれた事は確かに素晴らしいし、命の恩人になるのだけど、当たり前と言えば当たり前(笑)
なのに警官に復職&ダニーと呼べ?
ダニー??(笑)
急にそんなに仲良くなれるかよ!!
単純過ぎるやろ!!!
だいたい部下に先を越されそうな事に焦り、権力使って辞めさせるような器の小さい上司の性格が、急に180度良い上司になるはずないだろ!!
アメリカンだなあ、、、最後ハッピーエンドで全てを丸く収める所が。
単純~(笑)
この映画観た人は、あんなに恨みあってた二人が仲良くなって良かったって感動するのかな?
だとしたら、そんな方達と一緒に観てなくて良かった…私一人大爆笑してたら大ヒンシュクだったよ…(笑)